聖リータ祭

我が家の裏にある聖リータ教会で、聖人暦の聖リータの日にあわせて特別礼拝が行われた。
女性や子供、家庭の守護聖人の聖リータは、
バラがシンボルで女性に人気の由縁ともなっている。
礼拝は自宅の庭などから持ってきたバラに、聖水をかけてもらい持ち帰り、
家内安全を願うというもの。

聖リータの奇跡の一つに、バラの香りが修道院中に立ち込めたと言い伝えがあり、
礼拝中の教会もバラの芳醇な香りで立ち篭めるなか、
大勢の女性達が一身に祈りを捧げていた。

イタリア人の聖人に対する姿勢は、日本の神道・八百万の神に通ずるものを感じる。
ある人類学者が「多神教には人間側が用途に合わせて神を選択するという柔軟な姿勢がある」
と言っている。
一神教の中に用意された選択の自由。
文化や思想に柔軟さと豊潤さを齎す源ではないか。

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