ミラノの骨董市で出会った、インド・カシミール地方で使われていたという、
布織物用のウッドスタンプ。
とても深くかなりの精度で彫り込まれている。
 名もなき木工職人の手仕事との出会いに、背筋を正された。

歴史哲学者ウォルター・ベンヤミンの言葉がよぎった。
「名もなき者たちの記憶に敬意を払うことは、有名な者たちにそうすることよりも難しい。
名もなき者たちの記憶に、歴史の構築は捧げられる。」

four × two =