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音楽は国境を軽々と越えていく。しかし楽器の知識や魅力はなかなか広まらない。そこにストーリーが、ヒストリーがある物は、伝えるのにも時間がかかる。こちらから届けに行かねば、 グローバリズムとともに押し寄せる消費主義に、呑み込まれてしまう。

ミラノの骨董市で出会った、インド・カシミール地方で使われていたという、布織物用のウッドスタンプ。 とても深くかなりの精度で彫り込まれている。 名もなき木工職人の手仕事との出会いに、背筋を正された。 歴史哲学者ウォルター・ベンヤミンの言葉がよぎった。「名もなき者たちの記憶に敬意を払うことは、有名な者たちにそうすることよりも難しい。名もなき者たちの記憶に、歴史の構築は捧げられる。」

 聖リータ祭我が家の裏にある聖リータ教会で、聖人暦の聖リータの日にあわせて特別礼拝が行われた。女性や子供、家庭の守護聖人の聖リータは、バラがシンボルで女性に人気の由縁ともなっている。 礼拝は自宅の庭などから持ってきたバラに、聖水をかけてもらい持ち帰り、家内安全を願うというもの。聖リータの奇跡の一つに、バラの香りが修道院中に立ち込めたと言い伝えがあり、礼拝中の教会もバラの芳醇な香りで立ち篭めるなか、大勢の女性達が一身に祈りを捧げていた。イタリア人の聖人に対する姿勢は、日本の神道・八百万の神に通ずるものを感じる。ある人類学者が「多神教には人間側が用途に合わせて神を選択するという柔軟な姿勢がある」と言っている。 一神教の中に用意された選択の自由。文化や思想に柔軟さと豊潤さを齎す源ではないか。

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Tue ‒ Thu: 09am ‒ 07pm
Fri ‒ Mon: 09am ‒ 05pm

Adults: $25
Children & Students free

673 12 Constitution Lane Massillon
781-562-9355, 781-727-6090